概要
欧州連合知的財産庁(EUIPO、スペイン・アリカンテ)は EU商標(EUTM) と登録EU意匠を所管します。越境セラーの用途は一つです。電子出願1件で EU加盟27か国 をカバーし、Amazon.de / .fr / .it / .es / .nl のBrand Registryに使い、その前に eSearch plus と TMview で衝突を見ます。英語公式ホームは euipo.europa.eu/en です。カタログの旧URL /bg はブルガリア語UIであり、英語ハブではありません。
欧州特許庁(発明特許)でも英国知的財産庁でもありません。Brexit後、英国はEUTMに含まれません。Amazon.co.uk はUKIPOが別件です。検索は無料。出願はclass単位のユーロ官費で、期限内未納なら審査に入りません。EEA外の出願人は、通常EEA内の代理人が必要です。EUIPOはAmazonサポートではなく、番号は自分でBrand Registryに貼ります。
プライベートブランド勢は、DE/FR/IT/ESを四国出願せずにEU店舗を一枚で取る網としてEUTMを使います。代償はEU規模の異議と、英国の別件です。米日だけ売るなら、アリカンテに払う必要はありません。
主な機能と強み
eSearch plusとTMview
eSearch plus はEUIPO自身の商標、意匠、名義人、代理人、公報です。TMview(tmdn.org/tmview)はEU各国庁、EUIPO、多くの域外庁を同一画面に載せており、おおよそ 1.43億 件と表示されたことがあります(接続庁で変動)。セラーの最低ラインは、領域をEUにして文字・近似綴り・対象classを探し、eSearchでEUTM状態を確認することです。TMclassはHarmonised Databaseと対応し、表示不備の拒絶を減らします。画像検索もできます。いずれも法律上のクリアランスではありません。
EUTMのオンライン出願
出願はUser Areaの公式フォームです。官費はEUIPOが出願を受け取ってから 1か月以内 に払い、期限内に払わなければ審査が始まりません。個人商標の電子出願は第1分類 850ユーロ、第2分類 50ユーロ、第3分類以降は各 150ユーロ(2026-09-06、EUIPO料金ページ)。紙の第1分類は1000ユーロ。EUTMは10年で、更新は回数制限がありません。商品・役務はTMclass / Harmonised Databaseから選ぶのが安全です。よくある失敗は英国を含むと思い込むこと、売っていない小売サービスclassを足すことです。EUIPOは登録EU意匠(製品の外観)も扱い、発明特許とは別権利です。
支払い、SME、詐欺請求
支払いはユーロ、官費は原則不返還(ガイドラインに狭い同日取下例外)。EUIPOは、公告後に届く「EU商標の監視・証明書」請求を払うなと繰り返し警告しています。SME Fundのバウチャーは年によってあり、定価ではありません。窓口は customercare@euipo.europa.eu、+34 965 139 100。
対応プラットフォーム
EUTMはEU27か国で、欧州Amazon、欧州eBay、欧州の独立サイト向けです。英国、スイス、ノルウェーは含みません。Amazon Brand RegistryはEU店舗向けにEUIPOの出願中・登録を受け付けます(最新リストはAmazon側)。米日はUSPTO / JPOです。Seller Centralとは同期しません。意匠は別フォーム・別料金です。
向いている使い方
- 個人・少人数:複数のEU Amazonを同時にやるなら、四国別出願よりEUTMの方が官費とカレンダーが軽いことが多い。
- 中規模ブランド:EU統一ブランド、異議監視、10年更新。
- EEA外:User Areaを独力で埋めず、EEA代理人の予算を先に取る。
- 向かない人:EUで売らない、または英国だけ(UKIPO)。
具体例:名前を固めたらTMviewでEU、対象class(家事用品なら021)の完全一致と近似を見る。明らかな先願がなければHarmonised Databaseの表示でUser Area出願し、1か月以内に850ユーロから払います。番号が出たら欧州Brand Registryへ。英国はUKIPOを別途。EUTMが英国を支えると思わないでください。
料金とコスパ
検索は無料です。個人EUTMの電子出願(EUIPO料金ページ、2026-09-06確認):
- 第1分類:850ユーロ
- 第2分類:+50ユーロ(2分類で900ユーロ。官費のコスパはここで出やすい)
- 第3分類以降:各+150ユーロ
- 紙の第1分類:1000ユーロ
- 電子更新の第1分類:850ユーロ(classの刻みは出願と同じ)
- 異議:320ユーロ
官費は戻りません。代理人、翻訳、異議対応は別です。複数のEU Amazonを持つセラーなら、27か国850ユーロは四国別出願より安いことが多いです。ドイツ一国だけならDPMAの方が安い場合があり、その時点の各国官費で比較してください。最新は EUIPO fees and payments です。
ユーザー評価
セラーはEUIPOを欧州Brand Registryの公式口と見ています。最も繰り返される落とし穴は EUTMに英国が含まれると思うこと です。次が偽の監視請求を払うことです。TMviewは各国サイトを継ぐより速い一方、混同は弁護士、Harmonised Database外の表示は拒絶が増えます。カスタマーケアは帳票と支払いで、登録可否は答えません。中国語の代行ブログは古い料金を引くことがあり、現行の電子第1分類は 850ユーロ であって、古い「900ユーロ」噂ではありません。
競合比較
EUIPOの商品は 1件で27か国 です。USPTOは米国連邦だけです。JPOは日本と称呼検索です。EPOは発明特許で商標ではありません。iP51などの商業検索は初速で、EUTMは出せません。各国庁(DPMA、INPIなど)は一国戦略向きです。英国はUKIPOです。
代替ツール
- 米国特許商標庁 — Amazon.comのBrand RegistryはUSPTO。
- 日本特許庁 — Amazon.co.jpはJPO / J-PlatPat。
- iP51商標検索 — 多国の商業スクリーニング。EUの公式庫はeSearch / TMviewです。
注意点・弱み
英国を含みません。EEA外はEEA代理人が必要なことが多いです。1か月未納は進みません。異議は加盟国いずれかの先願から来ます。検索はクリアランスではありません。詐欺請求が多いです。意匠は別権利です。EUTM登録がAmazonのハイジャックを自動では解決しません。
まとめ
EUのAmazonでプライベートブランドをやるなら、TMviewで見て、class単位でEUTMを電子出願し、番号でBrand Registryへ。英国だけ、米日だけなら、そちらの官庁です。
次の一歩:EUIPO でTMview / eSearchを開き、出すならUser Areaにログインして現行料金ページどおり1か月以内に払う。EEA外は先にEEA代理人を決めてください。
データの注記
2026-09-06 にEUIPO英語ホーム、eSearch plus、TMview、EUTM料金(850 / 50 / 150ユーロ)を再確認。website は誤った /bg から /en に修正。published(2024-03-15)、monthlyVisits、domainRating、authorityScore はカタログ上の値で 未確認。1994年にOHIMとして発足し、2016年にEUIPOへ改称。カタログ日付は設立日ではありません。SME Fund、審査期間、弁護士費用は出願時点で確認。