概要
Amazonインドの出品用コンソールは sellercentral.amazon.in です。購入者向けストアは amazon.in、SP-API の国コードは IN、Marketplace ID は A21TJRUUN4KGV です。決済通貨はインドルピー(INR)。画面とヘルプは英語が中心で、一部の教材はヒンディー語です。北米や欧州の統合アカウントの切替先ではありません。法人、税番号、フルフィルメント網がインド独自です。
越境セラーがやりがちなのは、米欧のSeller Centralを小さくした版だと思い込むことです。Global Selling / Seller Central のヘルプは長く、Amazon.in は原則としてインド国外の事業者には開いていない(Amazon.cn と並記)と書いています。実務上はインド法人、PAN、課税カテゴリーなら GSTIN が必要です。現地法人がなければ、このログインページはブックマーク以上の意味を持ちません。
コンソールで行うのは出品、出荷、広告、入金突合です。配送は米欧の FBA 対自己発送ではなく、FBA、Easy Ship、Self Ship の三本です。手数料、キャンセル課金、SLA が経路ごとに違います。
主な機能と強み
GST、GSTIN、FBA の APoB
課税カテゴリーは登録時に GSTIN が必要です。書籍など免税品は PAN と免税申告で進める、という公式の例外があります。Amazon は GST ポータルで GSTIN の状態を再確認し、失効するとその州の出荷権限が落ちます。FBA では利用するフルフィルメントセンターを GST 証明書の Additional Place of Business(APoB) に載せる必要があります。ヘルプは政府要件とし、GST ポータルでの自己手続か紹介税理士を案内します。FBA 納品は顧客向け請求書ではなく Stock Transfer Note / Delivery Challan です。マーケットプレイス事業者として TCS も源泉されます。Tax Document Library と GST 申告を突合し、入金額だけを損益だと思わないことです。
Easy Ship、Self Ship、FBA
Easy Ship は自社保管・梱包、Amazon が集荷配送。Self Ship は自社または他社便で届け、引渡し後に有効な追跡番号で出荷確定。FBA はインドの FC に在庫を置き、ピッキングと多くのカスタマーサービスを Amazon が担い、Featured Offer に寄与します。FBA に追加の月額加入料はないとヘルプにあります。本当の門は州ごとの GST、APoB、入荷予約です。まず Easy Ship でリンクを検証し、その州の FC を開く、という順番が多いです。
INR 決済と料金表
購入者は INR、出品者もインドの銀行口座へ INR で受け取ります。Selling on Amazon fee schedule(確認したヘルプでは 2026-06-10 適用)は、出品料・回収手数料・月額サブスクは別建てでない、売れたときに紹介料とクロージングフィー、と明記しています。2026-03-16、Amazon India は ₹1,000 未満・1,800 超カテゴリーで紹介料 0% を拡大すると発表しました。2026-08 月の報道は、セラーフォーラム通知として Easy Ship / Self Ship のキャンセル課金見直しと、2026-09-07 からのクロージングフィー引上げを伝えています。Amazon のサービス料には通常 GST が乗ります(請求書でよく見るのは 18%。記憶ではなく請求書)。カテゴリー料率はコンソールの収益計算機で確認します。
対応プラットフォーム
このホストは amazon.in 専用です。米欧日の在庫は扱えず、インド FBA 在庫を汎欧州在庫として使うこともできません。API は A21TJRUUN4KGV。広告、Brand Registry、STEP は同じインドアカウントです。公開の登録導線は sell.amazon.in にもあります。
向いている使い方
- インド拠点のブランド・工場直販:GST、銀行、集荷住所が揃っている場合の主戦場。
- すでにインド子会社がある越境チーム:米欧と帳簿を混ぜない独立 P&L。
- 向かない人:インド法人がない、欧州統合アカウントの延長だと思っている、インド GST を EU の VAT OSS と同じだと思っている場合。
具体例:カテゴリーが GSTIN 必須かを確認し、同一州から Easy Ship を 20〜50 件回し、本当に使う FC の APoB を出します。GSTIN が無効なまま FBA 納品しないでください。ヘルプは、約 90 日無効のまま FC 在庫があると処分対象になり得ると書いています。
料金とコスパ
公式のインド料金表は月額家賃なし、売れたときに課金です。米国の月額 FAQ は統合アカウントの計算例でインドを $0 サブスク と書いています。Professional 販売プランはインドヘルプに一括ツールとして残っています。自アカウントの Payments を見て、米国 $39.99 や欧州 €39 を当てはめないでください。変動費は紹介料、クロージング、重量、FBA 保管/ピッキング、手数料 GST です。2026 年の低価格帯紹介料カット後、₹1,000 未満は手数料率よりクロージングと物流の問題になりやすいです。
登録できないチームに料金表は無関係です。登録できるなら価値は amazon.in の需要と INR 決済であり、「サイトを一つ増やすスイッチ」ではありません。
ユーザー評価
議論の場は Seller Central インドフォーラム、2026 年の料金・キャンセル改定を報じた経済メディア、GST/APoB を FBA の詰まりと書く中国語の越境メディアです。祭事(ディワリなど)は Easy Ship の遅延とキャンセル課金が低価格帯を削る、という実務話が中心です。r/FulfillmentByAmazon はインドを米 FBA の延長としてはほぼ扱いません。米国フォーラムの手数料不満をコピーしないでください。
競合比較
インド小売の比較対象は Flipkart など現地モールであり、eBay ではありません。欧州 Seller Central と比べると、アカウントが別、税は GST、Easy Ship が第一級、通貨は INR です。シンガポールの Seller Central と比べると、インドの 3P ストアは稼働中で、シンガポールは 2026-07 に停止しています。Keepa は一部ストアの価格履歴であり、GST 申告やマハラシュトラの FC 予約の代用にはなりません。
代替ツール
- アマゾン — 各国の販売プランと FBA、どのストアが開いているか。
- Amazon Seller Central(シンガポール) — 同じく APAC 専用ホスト。3P 販売は終了済み。
- アラブ首長国連邦のセラーセントラル — EU/北米ではない別の Seller Central ドメインと税制。
注意点・弱み
非居住者は原則対象外です。FBA は複数州の GST プロジェクトです。2026 年は料金とキャンセル規則が何度も動きました。コンソールは GSTR を提出せず、HSN も説明しません。公式の中国語サポートはありません。米国ストアのアカウント健全性は持ち込めません。
まとめ
インド法人、PAN/GSTIN、ルピー口座があるなら sellercentral.amazon.in でインド店を回し、Easy Ship のあと州ごとに FBA です。その実体がなければ、開くべき地域ポータルではありません。
次の一歩:sell.amazon.in で登録資格と現行料金を確認し、実寸と配送方法で収益計算機を回してから GST 資料を出してください。
データの注記
2026-09-06 に sellercentral.amazon.in(HTTP 200)、sell.amazon.in、インド料金表と FBA/GST ヘルプ、About Amazon India の 2026-03 紹介料発表、SP-API の Marketplace ID 表を再確認。published(2024-03-15)、monthlyVisits、domainRating、authorityScore はカタログ上の値で 未確認。amazon.in の消費者向け開設は 2013 年とされることが多く、本エントリの published は変更していません。非居住者の可否、TCS 税率、クロージングフィーはコンソールと GST ポータルで確認してください。